自分らしさを「文字」で表現するには?
こんにちは!田島です。
先日は世界的プロデューサーでもあり、世界で最も影響力のある100人に選ばれたこ近藤麻理恵さん(こんまりさん)の旦那さんでもある「川原卓巳さん」が主宰されている『SENSE-自分らしさ探究室-』内で開催された講座が、本当に奥深かったので、皆さんにもシェアさせてください。
講座タイトルは『自分らしさを文字で表現する』
講師は、川原卓巳さんの著書「Be Yourself 自分らしく輝いて人生を変える教科書」のライターを務められた宮本恵理子さん。
宮本さんが分かち合ってくれた知恵が、首がもげるほど奥深いエッセンスばかりでした。笑
そのなかで、こんな言葉がありました。
書く力とは、「知る力」であり「問う力」
そして、(誰かと)「つながる力」
「自分らしさを文字で表現する」と聞くと
ついつい「どうしたら自分らしさが伝わるかな?」という方向へ意識が向きがちですが、宮本さんはこうも言っていました。
書きたいことは頭の中にはあるけど
それがうまく言葉にできないと悩んでいるときは
「知る」と「問う」のプロセスを飛ばしている
もしくは、足りていない
人の想いを細部まで丁寧に聴かないと
その人らしさを表現できないように
これは他者だけではなく、『自分』にも一緒なんですね。
また、個人的に一番心に残ったのは
講座のトピックスのひとつ「書くときの作法」のなかで紹介された『話し言葉における省略を補う(⇨「わかっている」前提の省略はとても多い)』というひとつの作法でした。
ちなみに、ここでいう話し言葉の省略とは、例えば『自分の専門分野で通用する言葉』とか『流行りの言葉』とか。
自分が届けたい人が業界人だったら問題ありませんが、そうではない方へ言葉を届けたいのに「伝わらない省略言葉」を使ってしまっていた…振り返ってみるとありませんか??笑
私も注意していますが、それでも後から振り返ると反省することがあります。
その他にも色んな作法を紹介していただきましたが
宮本さんのお話を聴けば聴くほど
これは「書く」の世界だけではなく
お互いが自分らしくあるための
コミュニケーションの世界でも全て繋がる
ということを感じていました。
例えば、コミュニケーションの世界でも
相手とのつながりが深くなればなるほど
その場(環境/業界)との付き合いが長くなればなるほど、『その人や場(環境/業界)との間で通用する共通言語』というものは、自然と生まれていきますよね。
それだけお互いにとって温度感が合うからこそ生まれる流れなので、これ自体はとても素敵なこと。
ただ、そこに全く知らない人や新人さんが入る流れが生まれたときに、この共通言語がときに「亀裂」を生むこともあるのかなと。
そこへの心遣いが薄れていくと
知らない人からしたら蚊帳の外で、そこに入っていきたい気持ちがあっても、この温度差を超えるのってなかなか勇気がいる。
(私はとても苦手)
私自身も「Compasea-人生のための学校-」や「たじカフェ」といった、色んな価値観をもった人が集まる場を主宰している立場でもあるので、その視点でも改めて自分を省みる機会となりました。
書く世界でも
コミュニケーションの世界でも
ちょっとした心遣いが、「信用/信頼」をつくる
そして、それが積み重なっていったとき
心が躍るような人や環境との出会いに繋げてくれる
宮本さんの哲学に触れながら
最終的に、そんな本質に触れられたような気がしています。
今日もお読みいただきありがとうございました!
少しでも、お読みいただいた方の日常が豊かになるヒントになれたらうれしいです。
最後に。宮本さん、素晴らしい時間をありがとうございました!
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宮本恵理子さんのプロフィール
1978年福岡県生まれ。筑波大学国際総合学類卒業後、日経ホーム出版社(現・日経BP社)に入社し、「日経WOMAN」などを担当。2009年末にフリーランスに。
主に「働き方」「生き方」「夫婦・家族関係」のテーマで人物インタビューを中心に執筆。
主な著書に『大人はどうして働くの?』『子育て経営学』など。
川原卓巳さん、藤野英人さん、山田敏夫さん、山口絵理子さん、中野善壽さんなど著者に伴走するブックライティング実績多数。
インタビュー&ライティング講座「THE INTERVIEW」講師。
家族のための本づくりプロジェクト「家族製本」主宰。野球少年の母。
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