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人の『主体性』『本音』が、自然と生まれる場づくりの6つの秘訣。



こんにちは。田島です。



私は起業して自分で活動をはじめてから
「1対1のセッションの場」「企業様のなかに入って仕事をする場」「たじカフェというコミュニティを運営する場」そして現在準備中の「ヒミツキチ大学の学び場」など、色んな場づくりに取り組んできました。


そんな中で出会ってくれた方から
『たじーさんの創る場は、なぜか安心して自分を出せちゃうんですよね』という言葉を、よくいっていただきます。

そして今年くらいからでしょうか。
『たじーさんが場をつくっているときにどんなことを大切にしているんですか?』という質問や相談を受けるようにもなりました。


最近クライアントさんも

・場づくりをされている(これからしたい)方
・会社や学校でマネージャーやリーダーをされている方
・学校の先生や保育士、キャリアコンサルタントのようなコミュニケーターの立場にいる(目指している)方


そんな方が増えてきたのもあり、こういった『場づくり』について私の考えをお伝えする機会も増えてきました。


なので今日のコラムでは

これまで3,500名以上の人の本音に触れて、たじカフェという場を27ヶ月連続(54回)開催し続けてきて見えた『場づくりの在り方・考え方』を、初めて記事にしてみようと思います♪



この記事に出会ってくれた方の「場」が
今よりも、もっとあなたらしい場に繋がるきっかけになりますように!!

心地よい場は、「他者」を優先しているうちはできない。



はじめに補足をしておくと
何も「他人(メンバーお客さん)のことを何も考えずに、自己中心になってください」というわけではありませんのでご注意を!笑

私がまず伝えたいことは、『優先する順番が大事ですよ!』ということを共有させてください。



『場』をつくる人たちからの相談を受けていると

『どうやったらお客さん(メンバー・生徒)が本音を出してくれるようになるのか?』
『どうやったらうまく場が回っていくんだろう?』

『どうやったら相手にこちらの意図が伝わるのか?』

そんな『他人の反応』が入った言葉の表現をよく耳にします。



そんな方々に対して
『そもそもあなた自身が「心地よい」と感じる場はどんな条件が揃っている場ですか?』と尋ねると、なかなか答えられる人って少ない。

もしくは、
問いかけると答えられるけど、それが実際の場で(周りを優先するがあまり)うまく活かされていないという人もけっこう多いです。



その場が「短期的」なものなら
『他人』を優先した場づくりでもいいと思う。

ただ大抵相談をいただく人たちは
『長期的に続く場』を目指されているので、『他人』を優先した場づくりだと、いつかガス欠を起こしてしまう。



私も、実はそうでした。(今も探求中です)

私は起業する前から色んな場を運営していたけど
最初は周りも喜んでくれて嬉しい。だけど、その場をつくる頻度(回数)が続いてくと「なんかしんどいな」という感情が生まれることがありました。

それがさらに蓄積すると「やりたくない(続けられない)」といった挫折経験を何度もしてきました。笑



その経験を通して、あるときから
『他人(アウェー)の前に、まずは「自分の心地よさ(ホーム)」を大事にしよう』と決めました。

すると不思議なことに
他人を優先した頑張っていたときよりも、

自分はもちろん、『周りの人』ものびのびしはじめ
予想を超えるほどの面白いアイデアや化学反応が生まれるような場に育っていった
んですよ!!

(私が運営する「たじカフェ」のワンシーン)




じゃあ、具体的に。
『心地よい場って、どうしたらつくれるの?』という具体的なお話に入っていこうと思います!


ここでは私が現在運営している「たじカフェの場づくり」を実例に、『オリジナルワーク』を紹介しますね♪

心地よい場をつくるためのワーク


【はじめに。】
今回は「たじカフェ」を例にしているので「心地よい場」という表現をしましたが。
もしあなたが「ワクワクするような場をつくりたい!」という場合は、「ワクワクする場」と言葉を置き換えてお考えください♪


【問い①】
あなたが創りたい場で、『最も大切にしたいこと/相手と共有したい体験・成果(目的)』は何ですか?


▶︎たじカフェの場合
何かを学びにくるというよりも、ひとりひとりが『余白』を感じてもらえる場にしたい!
余白は「安心して自分を出せるところからはじまる」と思っているから、緊張感のない安心できる心地よい場にしたいぞ!



【問い②】
あなたが、相手(お客さん・生徒・メンバー)と、どんな『関係性』でいたいですか?


▶︎たじカフェの場合
主催者とお客さんの「縦」の関係性ではなく、気の合う友だちと話すように「横(席でいうと、真正面ではなく、横に座って話すイメージ)」の関係性でありたい!



【問い③】
あなたが『安心できない・心地よくないと感じる場』は、どんな場ですか?

(※『○○』の中は「問い①で書いた答え」を当てはめてみよう♪)


▶︎たじカフェの場合
・主催者中心に一方的に話して、参加者同士の発言が少ない場
・ラウンジのような洗練された感じの空間にいるとき
・隣の人との席感覚が狭い空間にいるとき
・主催者から指名されて話すような運営スタイルの場
・人数が多くて(10名以上)、顔と名前が一致しないなかでコミュンイケーションをする場
・自分が話したいときに話せない「圧」「緊張感」を感じる場



【問い④】
逆にあなたが『安心できる・心地よいと感じる場)』は、どんな場ですか?

(※『○○』の中は「問い①で書いた答え」を当てはめてみよう♪)


▶︎たじカフェの場合
・参加者同士が交流できる時間が多い場
・自然や開放感を感じられる空間(ラウンジよりも、カフェ)
・自由に発言ができる空気感を感じられる場
・少人数(4〜6名)でみんなの顔をみながら話せる場
・主催者自身が、この場を楽しんでいる空気を感じる場



【問い⑤】
あなたが『場をつくる側』として『できればやりたくないなと感じること』は、どんなことですか?


▶︎たじカフェの場合
・気分でもないのに、自分が中心になってファシリテーションしないといけない状況はイヤだな(自分ものびのびしてたい)
・集客を優先させて、自分が行きたいカフェ(場)よりも他人の利便性を意識して選んだカフェでやること
・「気軽さ」を大切にしたいから、お茶会みたいにガチガチな申し込みフォームとかイヤだな
・自分のビジネスの人脈作りのような自分のことしか考えていない人はきてほしくないな



【問い⑥】
これまでの答えをぼぉーっと眺めながら、『コレはやらないぞ!』『コレだけは大切にするぞ!』はどんなことですか?


▶︎たじカフェの場合

1)毎回「この場で大切にしたいこと」を共有する
⇨「主催者なのにファシリテーションをしない理由」「どんな関係性でありたいか」などを伝える。

2)こちらでガチガチに話すテーマを決めずに、その場にいる人との空気感から会話をする

3)自分が今心惹かれるカフェを選ぶ

4)当日参加もOKな気軽にふらっと立ち寄れるスタンスを大切にする(⇨申し込みフォームのようなものはつくらず、気軽にメッセージもらうやり方を採用)

5)「ビジネス目的はこないで!」という文言を募集時に必ず入れる


あなた自身がまず、相手に味わってほしい「感情」でいられていますか?



今回紹介したワークで大切なことを、まとめると下記の3点です。


//
「この場で最も手にしたいこと(目的)」「相手との関係性」を決める

②自分がどんなときに「心地よさ」を感じ、逆に「心地悪さ」を感じるかを知る

③その上で、「自分が心地よさを感じられる場から」運営方法や場づくりを考えていく
\\




『安心する』と言われる人は
『自分が安心できるポイント』をちゃんと知っています。

だから、人の安心を生み出せる(心遣い)ができるんだと思います。



さて。ひとつ問いを投げますね。


あなた自身が、そもそもお客さんやメンバーに感じてほしい「感情」「感覚」を感じられていますか?



今回紹介した「たじカフェ」という場も
今でこそ『自分スタイル』がハッキリしていますが。

最初から完璧なんてなく、開催10回くらいまではほんとトライ&エラーの繰り返しでした。


特に私が一番悩みに悩んだのが
『主催者なのに、ファシリテーションを積極的にやらない』ということ。

「お客さんはどう思っているんだろう?」「やっぱり話題とか決めた方がいいのかな?」とか、『主催者というのはこうあるべき!』というこれまでの色んな常識が誘惑してきました。笑



だけどその誘惑の声や迷いが生まれたときに
『そもそも私がつくりたい場は何だ?』という目的に立ち還り、そこから『本当にそれをやらないとダメなのか?』という常識を疑っていく

そうやって、少しずつ小さな実験を繰り返して
今では『たじカフェの文化・魅力の1つ』になり、『たじカフェは、ありそうでなかった場所』と言っていただくまでに育ってきました♪



その小さなトライ&エラーを繰り返した先に


出発点を「自分が安心する場」にする。

それにこだわり、探求し続けた先に、
そこにいる人たちにも「安心」が波紋のように広がっていく。

自分のためは、誰かのためにつながる。



今回みなさんにシェアした、この哲学に出会えました。




そして、最後に!


決して忘れてはいけないことは
その考えたアイデアを『実行』してみるということ!!!


ぜひココで見つけたヒントを
小さくても、あなたの場でやってみてくださいね♪

最後に、ゆる募。



もし、今回紹介したワークの答えを元に

ひとりでアレコレ考えるのではなく、『具体的に「自分の場(チーム)」にどう活かすのか。どうアクションに落とし込むのか。』というアイデアの活性化・壁打ち相手がいたらいいな!

そんな存在が必要でしたら
私もお手伝いができる領域なので、よかったらセッションもご活用ください。


私のセッションでは
ただ言葉にするだけではなく、あなたの頭のなかを「1枚のイラスト」にしてお渡ししています♪


▶︎セッションの詳細知りたい方は、こちらをクリックください。



今日も貴重な時間とエネルギーを
このコラムに注いでいただき、ありがとうございます!


では、また!



【オススメ記事紹介】
こちらは「場づくり」「コミュニケーター」の役割にある人へ合わせて読んでほしいコラムです♪

⇨コミュニケーション編

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