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【Story2】突然の恩師との別れ

 
こんにちは。田島です。


このStory記事は『私が自分の心のコンパスに出会うまで、そして出会った後の物語』を、複数回にわけて綴っているシリーズ記事です。

*他のStory記事に興味がある方はこちら

フィリピン帰国後の変化
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

Story1のフィリピンでの経験を通して、私の人生観はガラッと変わりました。


一番の変化は、「勉強」です。

それまで私は勉強をする意味があまり見出せず、進級/卒業するために勉強をしていただけでしたので、勉強の楽しさもわからず、正直嫌いでした。

ですが、フィリピンの学生たちと出会ってから『自分には十分に恵まれた学ぶ環境があるんだからそれを活かさないなんて、彼ら彼女らに顔向けできない!』という気持ちが強く芽生えました。
(これは私の勝手なエゴかもしれませんが)


フィリピンでの出来事をきっかけに、それまでも関心があった『貧困・開発問題』『教育問題』について自分なりに勉強をはじめました。

(これまで図書館にも行ったことがない人間が、平日の授業が終わると毎日のように図書館に行って閉館まで勉強をする、という変化は自分でも驚きました笑)

他にも積極的に先輩たちへ質問したり、自分の考えも少しずつ発言できるようになったり。
そんな姿勢が認められたのか、高校生への出張授業や100名以上の前でフィリピンの発表をする、という機会に恵まれました。そして、それらの出会いや経験が、私に『自分もやればできる!という自信』を与えてくれました。


そんな学びとチャンスの環境を用意し続けてくれたゼミの恩師は、よく私たち学生にこんな言葉を語りかけていました。


自分の生き方を考えなさい。ロマンをもちなさい。
僕に君たちの生き方を見つけることはできないけど、僕のもつ人脈で色々な大人に会わせたり、体験やチャンスを与えたりはできる。

だから、そのなかで自分の生き方を見つけてほしい。』


その当時は「何言ってんだ?」と思っていましたが、今思えばとても深いメッセージを伝え続けてくれていたなと。

恩師との突然の別れ
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そんな中、私が大学3年生のときに「恩師」が急性心筋梗塞で突然この世を旅立ってしまうという衝撃的な出来事が起こり、それと共にゼミ活動も幕を閉じる流れになりました。

告別式の帰りにみえた夕空
 

恩師の告別式には、これまでのゼミ活動の軌跡が飾られており、自然と自分もこの3年間のゼミ活動を振り返っていました。

そこで「自分はこのゼミに入ったことでたくさんの自信や経験をさせてもらって、いつしか自分の人生を真剣に考える人間になっていたんだな…」と気づいたのでした。

もっとこのことに早く気づくことができたら恩師に直接お礼を伝えられたけど、それはもう叶いませんでした。悲しいですね。


そんな悲しみと空虚感のなかでも時間は止まってはくれません。

大学3年生だった私はそのまま就職活動へ突入。
「自分はどんな仕事をしたんだろう?」と考えていたときに、自然と『自分が恩師にしてもらったように、今度は自分が誰かの生き方を見つけるきっかけを与えられるような人になりたい』という想いが出てきました。


私は教職過程を踏んでいなかったこともあり、「恩師の”教師”というフィールド以外で勝負しよう。人の生き方を見つけられるお手伝いができる仕事がしたいな。」という漠然な想いから、就職活動は「人材業界・教育研修」をメインに。

その結果、当時私が通っていたビジネススクールの社員の方からお声をいただいて『20代の学生や社会人向けに「心」と「人間力」を育てるビジネススクール事業をされている教育会社』へ就職が決まったのでした!


その仕事内容は私が最もやりたいことで、そのうえ生徒さんと密に関わってサポートできるというまさに理想のスタイル!
新卒にして『天職に出会ったわ!!!』と思うほど、ものすごくテンションが上がっていたのを覚えています。笑

卒業式の写真を見つけた。ギラついているな、俺(笑)
 

そんな天職だと思っていた会社に入社してから
まさか「自分が大切にしていたものを全てを失う」とは、まったく予想もしていなかったのでした・・笑

Story3へつづく

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