INTERVIEW

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真耶さん
30代

『わたしからみたら、たじーさんは「自然の人」だと思う。』

「田島」ってどんな人ですか?
 
たじーさんは、自然の人だと思う。
 
「自然の人」というのは「自然体の人」ではなくてね。たじーさんそのものに、四季が存在している感じが近い。
 
『移り変わり』『ただ在る』というのが、キーだと思う。
 
四季の移り変わりとは、無条件に美しく、そして当たり前に、自然に起こること。
 
 
たじーさんは「葛藤」という言葉をよく使ってられるのだけど、その葛藤とは、言葉を変えれば移り変わりなのだと思う。
 
葛藤というのは、人によって、またニュアンスによっては弱さを感じるかもしれないのだけど。
たじーさんの葛藤は、弱さではない。
 
 
とても自然に、ただ在ること。季節が移り変わるように、たじーさんも移り変わっている。彼は、自らの風を感じているのだと思う。
 
これはわたしの視点だけど、たじーさんは、一見、「温厚」とか「安定感」を人から感じられやすいんじゃないだろうか。
だけど、彼の中には常に移り変わりが存在している。
 
…ああ、そうだ。
葛藤という言葉は「心の中に相反する欲求が同時に起こり、そのどちらを選ぶか迷う」という意味だけど、それって『行ったり来たり感』が存在していると思うのね。
 
 
たじーさんから感じる葛藤というのは、けっして「迷っている」という様ではなくて、ただ移り変わっているんだ。
常に流れを感じ、常に風を感じ、動いている。
実はとてもよく動いている人。旅人っぽいんだね。
 
そして、孤独を愛する人だと思う。人と繋がりを持ち、愛をたくさん感じている状態で、「さてと…」と、孤独を感じる。味わう。その感覚からの広がりがある。
 
 
人から見ても、自分から見ても、揺らぎだと思えたとしても、それは揺らぎではなく移行なんだ。
けっして完成しないものを持っている。それが特別。あなたの特別感は、そこに宿っている。
 
追いかけず、流れを感じる。流れを感じ、想いを伝える。
その想いに宿る、特別感。
 
けっして完成されることのない特別なもの。特別なひと。
ストップしているようでも、必ず流れている。
 
あなたにしか流れない空気感に、人は惹きつけられる。
四季の移り変わりに心を打たれるように、ただそこに在ってくれるだけで、こちらは勝手に感じとる。心は震えるし、気付きがある。
 
与えようとせずとも、与えている。
居てくれるだけで、「ありがとう。」
 
咲いていても、散っていても、生い茂っていても、その時々の美しさがあるね。
 
わたしにとってたじーさんは、そんな人です。


【真耶さん】