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【Story5】松葉杖生活からの夢の実現!そこからの絶望



こんにちは。田島です。


この記事は『私が自分の心のコンパスに出会うまで、そして出会った後の物語』を、複数回にわけて綴っているシリーズ記事です。

*他のStory記事に興味がある方はこちら
 
 

当たり前が当たり前ではなくなる
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Story4の最後に綴った事故のことを振り返ると
正直この出来事がなかったら、私はいま『起業』という道を選んでいないと思うし、『周りの反応に合わせた生き方』をしていたかもしれません。

渦中のときには辛すぎてこんなこと思えなかったですが、それくらい私にとって大きなターミングポイントとなりました。


2013年11月7日に事故にあい、診断結果は「左足の親指の複雑骨折」と伝えられる。
担当医師からは「足の親指の骨は非常に細いから、手術をしても完璧にくっつかないこともある。あと、リハビリも含めると最低3ヶ月はかかると思っておいてください」と言われたのでした。

この結果は、私に色んな「不安」と「焦り」が一気に溢れてきた。

「えっ、会社の業務はどうしよう?」
「そもそも会社がそんなに休みをくれるのか?」
「お客さんの対応もどうしよう?」


自分の身体のことよりも、「仕事」「会社」のことを心配してた自分にちょっとビックリ。


さらにはこの時期に仕事とは別で、人生で初めて「心からやりたい!」と思っていた夢『写真展の開催』10日後に控え、実はすでにお客様も80名集まってあとは開催を待つだけのタイミングでした。
なので、「えっ、開催できないの?みんなに何ていったら・・」という不安も同時にやってきました。


 

正直ぶつかってきた人を恨みました。
ただそれ以上に、この先どうなるかという言葉にできない不安でいっぱいでした。

それと同時に、

「年齢」に関係なく、健康を失うと
いくら想いがあってもいくら力があっても無意味なんだ


そう肌で痛感することになりました。



ですが、時間は止まってくれません。
無情にも時間は進み、会社に事情を話して有り難いことにお休みをいただき、写真展も手術日と重なったことで「延期」が決定。

色んな感情が湧き上がるものの、それでもどうしようもないことだったのでしぶしぶ手術へ挑むことに。

その手術も無事におわり、そこからは外出もできなかったのでひたすら家に引きこもる生活がはじまりました。

 

この治療期間が教えてくれたこと
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はじめは、ルンルンでした。
怪我の痛みはあるものの、「会社を休めてラッキー!ずっと読みたかった本も読めるし、久々にゲームとかもできちゃうじゃん♪」なんて思っていた1ヶ月には飽きる。笑

時間ができたらやりたいと思っていたことも全てやってしまい、強制的に?!自分のこれまでを振り返る時間に突入。


この自分との振り返り時間が

いつしか「知識コレクター」になっていて
実際にそれを活かして、現実を変えるためのチャレンジから逃げていただけの自分

周りの人の見えないところでの努力をみず
相手を上下で判断して、評価をしていた自分


「あれだけ時間もお金も投資して学んだのに、結局自分の現実は変わっていない」という、色んなダサい自分を直視することになったのでした。

正直めちゃくちゃ恥ずかしかったです。
言葉にできない悔しさや、もどかしさに包まれましたね、はい。


ただこの自分の弱さや目を背けたいものを直視できたからこそ、「知識コレクターとしての学び」にピリオドを打てたので、結果的にとても意味があるものでした。


気持ちも前向きになっていき、
そのリハビリ期間間に1度延期した写真展も、色んな人たちの支えもありながら、2014年2月23日に松葉杖をつきながら開催することもできました!!!

初めて心からやりたいと思った夢が叶った瞬間を、体験するのでした。


(実は今回の怪我をきっかけに、当初予定していた詩の作品が、すべて新しいものになりました)

(怪我を体験する前の自分は「周りからすごいね」と言われたいがために、どこか背伸びをして、カッコつけた言葉ばかりだったなと)

(自分の「当たり前」を失ったことで、『身近な日常に、幸せがある』という写真展のコンセプトを自分がリアルに体験したことで、自分の中から言葉が溢れることになった)
 

写真と言葉を組み合わせた、作品たち。
壁一面に、写真と言葉が溢れた空間。
人生初、ポスターづくりもプロにお願いした。
写真展に参加してくれた人たちが
「大切な人」を思って書いたメッセージカード。
運営を手伝ってくれたスタッフのみんなと最後に記念撮影♪
 

写真展開催の2日後には、いよいよ待ちに待った3ヶ月後検診の日でもありました。

その日は私の誕生日でもある「2月25日」でとても縁起がいいなと思いながら、心はすでに未来を向いて「ここから色んなことを挑戦するぞー」という気持ちでした♪



ですが、下された結果は

『残念ながら骨がくっついていませんでした。なので、もう1度「手術」が必要です』というものだったのです。

(ある意味で、一生忘れない誕生日は実現しましたw)



人生2度目の、天国から地獄へ落とされた感覚だった。

ですが、『人生、無駄なことはひとつもない』と言われるように、ココからの体験が未来に繋がるから、人生はほんと面白いです。

Story6へつづく


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