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高校2年生40名に向けて『特別授業』をさせていただきました!!

こんにちは!田島です。

昨日は、高校時代の恩師からのご縁で
高校2年生・総勢40名のみなさんに向けて、授業をさせていただきました。


※基本的に先方とは、守秘義務の契約を締結しておりまして
高校名や授業風景などの写真は、すべて非公開とさせていただきます。非常に伝わりづらい紹介で、失礼いたします。

今回の授業の内容は、

① 「働く」とは、いったいなにか。
② 「感情」との付き合い方って、なにか。

この2つのテーマをもとに「特別授業」として担当させていただきました!

はじめ、学校側からは
「働くをテーマに授業をしてほしい」という依頼でしたが

恩師との打合せを重ねるなかで「感情との付き合い方」を特別に追加させていただきました。

その理由は、、、
いまの彼・彼女らが置かれている状況をきくと「不安」や「焦り」などの言葉にしずらい感情が顔を出しやすい時期だと感じたからです。


学生にとって「進路」とは
一大イベントであり、なによりも『新しい挑戦』です。

新しい挑戦ということだけでも
この不安や焦りという感情が生まれやすいのに、さらに「クラス」という環境が周りの状況を見えやすくしてしまうので、人との比較からも「不安」や「焦り」などの感情が顔を出しやすい。

そうやって周りに振り回されてしまうと
どんどん自分を追いこんでしまって、その人に本来ある閃きや感性も鈍ってしまう。

だからこそ、今回「不安や焦りなどの感情との付き合い方」は、シェアしたいと思ったんです。

その感情は「当たり前」なんだよ。
それだけ今、あなたは「新しい挑戦」をしているんだよ。

それを、個人的に伝えたかった。

「はたらくの授業」ってなんだ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

今回は私が一方的に伝えるのではなく
途中に「ワーク」を挟みながら「その場で、問いを立てて体験する」という要素を大切に授業の内容をつくりました。


・あなたにとって「働く」とは、どんなイメージ?
・あなたにとって「働く」とは、何だと思う?
・今進路のことを考えると、どんな「感情」かな?
・その感情を、「色」や「形」や「イメージ」に置き換えたらどんな感じかな?


そんな問いかけを自分に投げかけながら
その場で感じたことを、自分のノートに書き出してもらう。
そんなワークを、実際にやってもらいました♪


もちろん、全員が全員。
いやむしろ、ほとんどの生徒たちがスムーズに答えられなかったように見えました。

ただ、私からしたら「それでOK!」だと思っています^^

テストのようにすぐに答えを出すことが正解ではない。
むしろ「答えがでないもの」ほど、人生では大切なんだから。

だから、すぐに答えが出なくてもいい。
最初からうまくいかなくても、いい。

そのとき出た答えが「今の自分にとっての答え」であり、それを何度も問いかけながら「考え続けること」が、なによりも大事!!

そう私は思っていますし、それを共有したかったのです。

今回のテーマである「はたらく」なんて
学校の授業でじっくり考える機会がないのに

高校に入学したら突然「働く」「仕事」という1つの選択肢が用意されている。

とても大切な選択肢なのに
その意味もよくわからないまま、「まぁ、そう言われているし」みたいな感覚でいたら、とてももったいないと思うんです。

(実際私が高校生時代、はたらくことの意味なんてわからなかった人間です)


だからこそ、今回の授業でも
私が一方的に「何かの答え」を伝えるよりも、『それぞれ自分で、1度考えてみよう』という視点を大切にしました。

40名に向けてワークをしようと考えても「実際どうなるかな?大丈夫かな?」と思っていましたが。これが意外と、生徒たちに大好評でした^^

「感情の授業」ってなんだ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ココでは『自分の感情を大切にするって、どういうこと?』というテーマについてお話をさせてもらったんだけど。

下記の図を使いながらの例え話をきいた最後に
「やべ。俺(私)、最悪なことしてたわ」と声がもれて、その素直さがとても可愛かった!!笑

私は「自分の感情を大切にする」って
自分が感じたい感情を大切にすることよりも、

『自分ができれば感じたくない感情』を
まっすぐと受け止められるかの方が難易度高めで
ずっと大事なんじゃないかなと思っています。

このニュアンスを
高校生のみんなにも伝えたくって、

「人との関係」に置き換えて

《感じたい感情→「プラスちゃん」》
《感じたくない感情→「マイナスちゃん」》

という2人の登場人物をもとに
写真のような図とともに、こんな例え話をさせてもらいました^^

一一一一

まず、このプラスちゃんとマイナスちゃんは
どちらも”あなたと仲良くなりたい”と思って、ずっと側にいる。
 
 
それなのに、あなたときたら
プラスちゃんの話ばっかり聴いて、おしゃべりする。
それもめちゃくちゃ楽しそうに♪
 
 
マイナスちゃんも目の前にいるのに
そこに存在していないかのように「ムシ」する。
 
マイナスちゃんからも声をかけているのに
あなたは「あっちいってよ」みたいな邪魔者扱いの態度。
 



 
これさ、あなたがとっても好きな人に
こんな扱い方されたら、どんな気持ちになる?
 
もし、自分がマイナスちゃんだったら
どんな気持ちになるかな??
 
 
「えっ、私もいるよ」
「私も話したいことあるよ」
「ねぇねぇ・・」
 
そんな言葉を言いたくなったり、
私だったら、なんとも言えない悲しい気持ちになる。泣
 
 
 
これさ、人だったら
「なんだよもう」って離れていくと思うの。
 
 
それなのに自分の中にある
『マイナスちゃん(感情)』は
 
どんなにムシされても、ひどい扱いしても
ずっと自分と一緒にいてくれる。
 
これって、すごいことじゃない?!

一一一一

この例え話がおわった後に
「今、どんなことを感じている?」と問いかけると

シーンとした教室のなかで
何人かの高校生から

『『うわっ、それ最悪じゃん』』

という声が小さくもれていました。笑

放課後に、1人の女の子が会いにきてくれた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

そして授業後に、とってもうれしいことがありました!!

特別授業が終わって、私は職員室で恩師の帰りを待っていると、授業を受けていた1人の女の子がわざわざ私に会いにきてくれたんです。

そのときに話してくれた彼女の感想が
言葉にできないほどうれしすぎたので、紹介させてください!!笑

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今日たじーさんのお話を聴きながら、私がずっと言葉にできなかったモヤモヤがすこしわかったような気がしました。
いま私は「進学したい」とは思っているんだけど、具体的にどんな道に行きたいかは正直わかりません。けど周りの友だちはどんどん進路を決めていくし、親からも「進路どうするの?」ときかれたりして、すごくモヤモヤしていて。

最近ずっと「どうしよう、どうしよう、、」ってずっと思っていました。

そんなことばかり考えていたら「あぁ、なんて自分は決められないヤツなんだろう」と思えてきて、なんかもうそんな自分がイヤでイヤで・・。

でも、授業の最後にたじーさんが言ってくれた
『不安や焦りがあっても、それは”当たり前”なんだよ。むしろ、それだけ”新しい挑戦”をみんなはしているから、とてもすごいことだよ!』という言葉に、うまく言葉にできないけど、私すごくホッとしたんです。

「あっ、私すごく焦っていたんだ」と思えたんですよね。

だからといって、まだ具体的に何がしたいかなんて今もわからないけど、それでも今の私にとって今日の話が聴けて本当に本当によかったです!

たじーさん、本当にありがとうございました!!
まずは今日教わった「感情との付き合い方」も、家に帰ったらまたやってみようと思います!!!

※ちなみに先生と呼ばれるのが嫌だったので、私から「たじーさんと呼んでね」と伝えました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


この彼女の言葉を聴いて、胸がとても温かくなった。
「あぁ、ほんとにやってよかったな・・」と。。

彼女をはじめ、恩師や生徒さんから私こそ、かけがえのないものをたくさんいただきました。

今回、私の話を聴いて「何言ってるんだよ」と感じた人もいると思います。

それでも彼女のようにこの時期特有の、言葉にできない心境って、他の生徒にもきっとあると思うんです。

だからこそ、この授業が1つのきっかけに
《自分を知るきっかけ》にひとりでも繋がってくれたら、と思いながら今回の授業を、何度も何度も考えました。

正直良い授業だったかといえば、まだまだ至らないところはたくさんあったと思います。

それでも、彼女の言葉をきいて何か心に届いたのかなと思えて、ジーンっときてしまいました。泣

この授業でお伝えしたことが
彼・彼女らのこれからの人生に少しでもよりよいものに繋がりますように!!!

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